ビットコイン初心者主婦1000万円までの軌跡

投資ド素人の主婦が仮想通貨7か月で利確1000万円(予定)までの話が中心です。その他マイホームや息子の話も。

中古マンション購入するなら、現金一括がお得なの?

中古マンションのいいところは何といっても価格が安いこと。
現金で購入できそうな物件はたくさんあります。
 
貯金を全部使ってまで、現金で購入するのって心配・・・
別に無理をしなくてもローンで払えばいいし。となりますよね。
でも、現金で購入するメリットが大きいんです。
 
私たち夫婦は2009年に築24年の中古マンションを720万円で現金で購入しました。
この経験から、中古マンションを現金一括で購入するメリット、デメリット、注意することをご紹介します。
 
 

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中古マンションを現金一括で購入する3つのメリット

やはり一番のメリットは、余分なお金と時間がかからないこと!
余分なお金と時間とは、住宅ローンを組んだ時にかかる費用と審査にかかる時間のことです。
 
1.住宅ローンの利息、諸費用がかからない
720万円を10年固定金利 年1.35%で借りると
10年で払う利息50万円と諸費用約20万の計70万円が余分にかかってしまいます。
<諸費用内訳>
保証料 約6万円
事務手数料 約3万円
印紙税 1万円
司法書士報酬 約6万円
抵当権設定にかかる登録免許税 約3万円
 
※利息と諸費用の金額は、三菱東京UFJの住宅ローンシュミレーションで算出
 
2.ローン返済がなければ、月々の負担がないから楽

月々の住居費は、マンション管理費・修繕積立金の18,080円だけです。

賃貸アパートに住んでいたとの住居費は、家賃に共益費で月々8万円支払っていました。
貯金はずいぶん減りましたが・・・
月々の住居費が6万円浮いたので、毎月の貯金額が増えました~。

 

3.ローン審査がないので契約から引渡しまでの手続きが早い
現金一括購入なら、ローンの審査の必要がなく時間も手間もかかりません。
ローンの審査の結果が出るまで、事前審査は1日~7日ほど、本審査は1週間から10日ほど。
私たちは中古マンション購入の申込みから引渡しにかかった期間は18日間でした。
 
 
1000万円のマンションをローンで支払った場合の利息や諸費用はいくらかかるの?
 
三菱東京UFJ銀行の住宅ローンシュミレーションで計算してみました。
 
・10年で返済した場合(10年固定金利 年1.35 月々の返済額89,132円)
利 息 695,840円
諸費用 225,690円
合 計 921,530円
 
・15年で返済した場合(15年固定金利 年2.35 月々の返済額65,975円)
利 息 1,875,500円
諸費用    260,070円
合 計 2,135,570円
 
1000万円を10年で返済した場合には約92万円
1000万円を15年で返済した場合には約213万円の利息と経費がかかります。
 
 
 

中古マンションを現金一括で購入する2つのデメリット

 
1.住宅ローン減税が受けられない
現金で購入した人は減税されないなんて、なんか損した気分・・・
住宅ローンを利用したほうがお得なの?と思いがちですが
住宅ローンを利用すると利息や手数料がかかってしまいます。
そもそも住宅ローン減税は、住宅ローンで利息を払っている人に10年間は少し税金を安くしてあげますよっていう制度。
利息や手数料を考えると、損というわけでないですよ。
 
2.貯金が減る
今まで頑張って貯めた貯金が、一気になくなる訳ですから、不安になるのは当然ですよね。
でも、ある程度の貯金が残るようにしっかり資金計画をすれば大丈夫。
しかも、現金で購入してしまえば、住居費にかかる費用が管理費と修繕積立金だけになるのでその分、貯金が増えていきますよ。
 
 
中古マンションを現金一括で購入するなら資金計画はしっかりと!
 
1200万円の貯金があれば、1000万円の中古マンションを現金一括でも余裕で買えると思っていませんか?
全く余裕はありません。むしろマイナスになる可能性も。
1000万円の中古マンションには諸費用が60万円~100万円かかります。
 
さらには、リフォーム費用、引っ越し費用、家具やカーテン費用までかかります。
貯金も底を着いてしまうでしょう。
ある程度、貯金を残せるようにしないと、いざという時困ってしまいますよ。
 
諸費用についての詳しい説明はこちら→http://www.mansion-abc.com/entry/mansion-kounyuu-syohiyou
 

中古マンションを現金一括で購入したあと注意点すること

 
1.税務署から「お尋ね」がくる⁉ 

「お尋ね」といっても、税務署の職員がいきなり訪ねてくるわけではありません。

「お買いになった資産の買入価額などについてのお尋ね」 という調査依頼の文書が郵便で届きます。
 
税務署の目的は、ズバリ「贈与税の課税」です!
購入したマンションンの資金源を把握して、贈与税の脱税がないかチェックをしています。
不動産を購入した人すべてにくるわけではないようです。
ちなみに、うちには「お尋ね」きませんでした。
たぶん、購入価格が720万円なので、贈与税の課税の対象にならなかったからでしょう。
 
「お買いになった資産の買入価額などについてのお尋ね」に 記入する内容は、下記5項目です。
1.買い入れた本人の情報(職業、年齢、所得)
2.共有者の情報
3.買い入れた資産の情報(売り主の氏名・住所、契約日、買入価格など)
4.費用(登記費用や仲介手数料の金額)
5.支払金額の調達方法
  
一番注意が必要なのは、「5.支払金額の調達方法」です。
ただ支払調達方法が、贈与を受けた資金からであっても、ちゃんと申告していれば何の問題もありません。
 
2.贈与を受けたら必ず申告を!
両親からの援助をマンション購入の資金 充てる方も多いと思います。
ここで、注意!
贈与を受けた場合は必ず確定申告をしなければなりません。
(110万円以下は非課税のため、申告は不要です。)
新非課税制度という住宅取得等資金の贈与税が非課税になる制度がありますが、この適用を受けるには期限内に申告する必要があります。
期限は、贈与を受けた翌年の 翌年2月1日から3月15日です。
非課税の対象になるから大丈夫と思っても、この申告を忘れてしまうと非課税対象になりません。
また、新非課税制度には条件があります。
詳しくは→
 

さいごに

 いかがでしたか?
中古マンションを現金で一括購入すると、費用面でとても大きなメリットがあります。
だからといって、貯金の全てを中古マンション購入に充ててしまっては、いざという時の不安が残りますよね。
現金一括で購入するなら、デメリットも踏まえてしっかりと資金計画を立てましょう。
資金に余裕があれば、現金一括で購入したほうが、ダンゼンお得です。